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タミフル服用後の呼吸の悪化や異変を感じたら

2020年01月14日
マスクをかける女性

タミフルはインフルエンザA型とB型の治療に用いられる抗インフルエンザウイルス薬で、症状が発症してから48時間以内に服用すれば、ウイルスの増殖を抑えて回復が早まる効果があります。
症状や年代に合わせて処方される抗インフルエンザウイルス薬の中では最も使用率が高く、ほとんどの医療機関で第一選択となる薬です。
近年では錠剤以外にも、子どもでも飲みやすいドライシロップが発売され、薬が苦手といった1~5歳までの子どもにも簡単に飲ませることができるようになり、ますます需要が高まっています。
特に重症化した患者に処方されるタミフルですが、効果が高い分だけ副作用も多く、大きく取り上げられる異常行動もそのひとつです。
未だにタミフルとの因果関係は解明されておらず、発症しやすい10~20歳未満の子どもには処方を控えるようになっています。
同様に息苦しくなる、呼吸が困難になるといった症例も報告されており、重篤な人では人工呼吸管理が必要とされることもあるようです。
呼吸抑制と共に意識障害に陥り、これが引き金となって異常行動に繋がるのではないかと見る話もありますが、何れにしても呼吸器に異常が出る副作用は、命に関わる危険な状態ですので、直ちにかかりつけの医師に相談する必要があります。
また、息苦しいだけであれば、副作用ではなく合併症による肺炎の可能性もあるため、どちらにしても医師の診察を受けることが大切です。
タミフルが脳内に移行すると体温を低下させる作用があるので、平熱時よりも更に低い34度や32度などになった場合は、呼吸中枢にまで到達して呼吸困難に陥ることもあるので、体温に注意しながら経過を見る必要があります。
万が一、呼吸が苦しくなった場合は、直ちに服用を中止して医師に相談するようにしましょう。

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