• ホーム
  • タミフルが開発されるまで

タミフルが開発されるまで

2019年11月18日
せきが出る女性

タミフル開発の歴史は、始まりを1983年まで遡り、インフルエンザウイルスの分析が進んだ事が誕生の切っ掛けになります。
タミフルが誕生した当時は、時期的にコンピュータの性能進化が実現した頃で、インフルエンザの研究が飛躍的に進んだ時期と重なります。
その後は1995年まで研究は続けられますが、直ぐに商品化される事はなく、1996年になって初めて製造と販売が始まりました。
タミフルが日本に登場するのは、米国の販売からだいぶ後で、5年後の2001年に保険適用となってから普及し始めています。
インフルエンザを引き起こすウイルスの表面には、タンパク質が存在しているので、これに作用する事が出来ればウイルスを無害化可能と考えられています。
タミフルは、正にこの考えを元に開発されているので、ピンポイントでインフルエンザを沈静化させる事が出来る薬です。
他の薬とは違って、タミフルはその他のウイルスや細菌に作用する事がなく、人の組織や細胞にも影響を与える事が少ない安全性が確認されています。
タミフルが作用したウイルスは、存在する場所から活動を始める事が出来なくなるので、その結果拡散や分離をする事が不可能になります。
ウイルスが拡散しなくなれば、体中に影響を与える心配が小さく出来ますし、症状を悪化させる心配も小さく変わります。
タミフルは、増殖も抑える事が出来る薬なので、広がりを食い止めるだけではなく、リスクの増加も阻害する事が可能な薬といえます。
従来とは違う発想から生まれたタミフルは、これまでの薬とは違う歴史を持つので、他の薬と合わせて選べる複数の選択肢を生み出したり、新たな治療法を確立する事に成功した歴史的な医薬品です。

関連記事
タミフル服用後の呼吸の悪化や異変を感じたら

タミフルはインフルエンザA型とB型の治療に用いられる抗インフルエンザウイルス薬で、症状が発症してから48時間以内に服用すれば、ウイルスの増殖を抑えて回復が早まる効果があります。症状や年代に合わせて処方される抗インフルエンザウイルス薬の中では最も使用率が高く、ほとんどの医療機関で第一選択となる薬です。...

2020年01月14日
インフルエンザ予防にタミフル予防投与と空気洗浄機を活用

インフルエンザの治療薬として有効なのはタミフルですが、感染者の家族に高齢者や幼児などが同居している場合に、医師が必要だと判断したら予防投与されることがあります。高齢者や幼児は成人に比べて免疫力や体力が弱いので、インフルエンザに感染すると重症化しやすくなります。特にA型インフルエンザなどの重症化する恐...

2019年12月20日
タミフルと異常行動の因果関係について

インフルエンザの治療には欠かせないタミフルですが、実は服用することで異常行動を起こすという症例があります。特に15歳以下の子供に多く見られ、けいれんや幻聴、幻覚のほかに突然叫びだしたり部屋の中を歩き回って窓やベランダから飛び出そうとするという行動を起こし、中には死亡例もあります。服用後の24時間以内...

2019年12月02日